92歳のあの人を引き合いに…タイのタクシン元首相、復帰に意欲
亡命生活を送るタイのタクシン元首相(68)が、マレーシアで首相に返り咲いた92歳のマハティール氏を引き合いに出し、自らはまだ60代で20歳以上も若いとして「(政治への)復帰は可能だ」と述べ、首相への返り咲きに意欲を示した。英BBCのタイ語版ウェブサイトが22日、インタビューを伝えた。
タクシン氏は、来年の早い時期に予定される民政移管のための総選挙で、タクシン派のタイ貢献党が大勝するとも予測。同党の議員の中に「離党を選択した人」がいると指摘した上で「新世代の政治家が党に加わる余地ができる。良いニュースだ」と話した。
インタビューはタクシン氏の妹、インラック前首相の誕生日の21日に、ロンドンで実施。タクシン氏は2008年に国外逃亡、インラック氏も昨年8月に国外逃亡し、亡命生活を送っている。(共同)