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ムアン・ボーラン(เมืองโบราณ)でバンコクにいながらタイ一周旅行

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サムットプラカーン 観光 2024/2/20 投稿者:まっちゃん 2024/03/02更新

ムアン・ボーラン(เมืองโบราณ)でバンコクにいながらタイ一周旅行

「バンコクにいながらタイ各地の名所めぐり!?」

こんにちは、まっちゃんです。
バンコクのおとなりサムットプラカーン県に、バンコクにいながらタイ全土の名所を観光できるスポットがあると聞きました。

バンコクでタイ各地の?どゆこと?

この記事ではタイ一周旅行ができるテーマパーク「ムアン・ボーラン」をご紹介します。

ムアン・ボーラン(เมืองโบราณ:The Ancient City)とは

ムアン・ボーランはバンコクの右隣にあるサムットプラカーン県にあるテーマパークです。
ムアン・ボーラン(เมืองโบราณ)はタイ語で「古代の都市」という意味。
その歴史は古く、開業は1972年。タイ国を模った広大な敷地(200エーカー東京ディズニーランドの約2倍)には116ものタイ各地の名所を模したパビリオンがあります。世界最大の屋外博物館とも言われています。

↑こちらがその敷地を示した図です。本当にタイの形をしていますね!
形が同じだけでなくこれらのパビリオンは地理的に敷地内の正確な場所に配置されているというから驚きです。 開業以降タイの人々だけでなくタイを訪れた観光客を楽しませています。

創業者は実業家レック・ウィリヤパン(เล็ก วิริยะพันธุ์)氏

ムアン・ボーランを建設したのはタイの実業家レック・ウィリヤパン(เล็ก วิริยะพันธุ์)氏。 海外からの自動車販売業等で財を成したタイ有数の資産家です。

私はまだ行ったことはありませんが、エラワンミュージアムを創設したのも彼です。

ムアン・ボーランの広大な土地は当初ゴルフ場の建設予定地として計画されていました。 古代都市をモチーフにしたコースでゴルフができるという新しいコンセプトのゴルフ場でした。

彼は古代遺跡や歴史的建造物のレプリカ制作の知識を得るため考古学者と数年にわたりタイ全土を 周遊し、タイ各地の成り立ちや歴史的背景を学んでいきます。

その中でタイの伝統技術、タイ人のルーツを後世に伝えることが自分の使命だと感じた彼はゴルフ場建設の計画を変更し、 この地に精巧な古代遺跡を模した屋外博物館をつくることを決意しました。

開業初年度の1972年にはかのエリザベス女王もここを訪れました。

レック・ウィリヤパン氏。画像は公式サイトより。

↑こちらがレック・ウィリヤパン氏。甘いマスクのイケメンですね。
それはそうとどこかでお会いした気が。。

あ、サンクチュアリ・オブ・トゥルースと同じ方だ!

そうです、パタヤにある巨大木造寺院。アジアのサグラダファミリア「サンクチュアリ・オブ・トゥルース」の創業者と同じ方だったのです。サンクチュアリ・オブ・トゥルースの開業が1981年ですので、 ムアン・ボーランの方が先ということになりますね。

「サンクチュアリ・オブ・トゥルース」もタイの芸術や伝統工芸を後世に残すという目的がありましたが、ムアン・ボーランもコンセプトは同じ。 数年の時を超えて点と点が線で繋がりました。なるほど納得しました。

映画「ハングオーバー2」の舞台としても使用

ムアン・ボーランは私の大好きな映画「ハング・オーバ2」のロケ地としても使われており、 知る人にとっては聖地とも言える場所です。アランが瞑想の末記憶を取り戻したチンマイ寺院ですね。

フィルやスチュがハン老子と瞑想した建物はどこにある!?

そういう意味でも以前から来たかった場所でした。

ムアン・ボーランへのアクセス

バンコクからムアン・ボーランへはBTSでのアクセスが便利です。

BTSスクンビットラインの終点ケーハ(Kheha)駅が最寄りとなります。

BTSケーハ駅3番出口を降りると「36」と書かれたソンテウが停車していますのでこれに乗車します。

運賃は一人20バーツ(2023年12月現在)です。
出発後10分程度で到着します。

土日のみ無料のシャトルバスがケーハ駅から運行しているようですが、1日2便のみと本数が少ないためソンテウのご利用をお勧めします。

この日はインドネシアからの旅行客の方と一緒になりました。同じソンテウにはタイの方はいなかったようで外国客の方にも人気のスポットのようです。

ムアン・ボーランの料金及びシステム

チケット種別及び料金

チケットセンター外観

ソンテウ乗車後ほどなくして現地に到着しました。

チケットセンターでチケットを購入します。

チケットの値段は下記の通りです。チケット購入時に後述する乗り物をレンタルします。

  • 大人:700バーツ
  • 子供(6 ~ 14 歳):350バーツ
  • タイ人大人:400バーツ※
  • タイ人子供:200バーツ※

※タイ在住の方はワークパーミットの提示でタイ人料金になります。

乗り物種別および料金

前述した通りムアン・ボーランはとても広く、歩いてまわることは現実的ではありません。 そのため、いずれかの乗り物をレンタルします。

①自転車

自転車のレンタル料金は50バーツです。

先ほどのインドネシアンファミリーに「一緒にカートに乗らない?」と誘われましが、 取材がメインだったのでお断りしました。
自転車だと2~3時間程度で凡そのモニュメントを見て回ることができます。

(めちゃくちゃ暑いので要注意)

②ゴルフカート

ゴルフカートは収容人数別に3タイプあります。

種別 最初の1時間 1時間以降
2シート 350バーツ 100バーツ
4シート 350バーツ 200バーツ
6シート 500バーツ 300バーツ

家族連れ、大人数の場合はゴルフカートを選択しましょう。
7割くらいの方がカートでした。

※レンタル時に運転免許証およびパスポートの提示が必要です

③周遊トラム

園内の主要スポットを巡るトラムは50バーツです。
2種類あり、1日4回、約2時間かけて園内を周ります。
トラムの運行時間は下記の通りです。

トラム1
10:00〜12:00
13:00〜15:00
15:00〜17:00
17:00〜19:00

トラム2
10:30〜12:30
13:00〜15:30
14:30〜17:00
16:00〜18:30

パビリオンのご紹介。オススメパビリオン有り。

ムアン・ボーラン園内は5つのエリアに分けれています。

  • ①北部エリア
  • ②東北エリア
  • ③中央部エリア
  • ④南部
  • ⑤スワンナプームエリア

スワンナプームというとスワンナプーム国際空港を連想されるかと思います。
スワンナプームの語源は黄金を表すスアン(สุวรรณ)と土地を表すプーミ(ภูมิ)からなり、「黄金の地」を意味します。 多くの仏教経典に示されており、現在でも正確な位置はわかっていません。

①~④の各地方エリアにはそれに対応する各地のレプリカが、⑤のスワンナプームエリアには タイ周辺の伝説や伝承にまつわる建物を再現したパビリオンが並んでいます。

園内マップDL

園内には120ものパビリオン、古代遺跡のレプリカが存在しておりルートも数多あるため事前にどのスポットを見るか等の作戦を立てて 回るのが吉です。

とはいっても決められないよという方も問題ありません。

ムアン・ボーラン公式が「ここは見るべき!」というオススメスポットを決めてくれています

オススメスポットDL

こちらではオススメスポットを中心に、私が気に入ったスポットをご紹介させていただきます。
番号はパビリオン番号

Free:グレート・ホール・オブ・ヴァジュラダラ(The Great Hall of Vajradhamma)

入場すると左側にそびえる金色の建物、こちらはグレート・ホール・オブ・ヴァジュラダラという名のアユタヤ様式の寺院です。 Vajradhammaは日本語では持金剛仏と言い、如来の一種とされています。チベット密教においては最高格の尊格です。 「Vajra」はダイヤモンドや硬いものを意味し、金剛(ダイヤモンド)のように堅固な悟りの心を持ったブッダです。

本堂の中には28体の金色の仏像がズラっと並んでおりとても壮観です。

よくみると内壁にも小さな金の仏像が・・・装飾の豪華さ、精緻さに度肝を抜かれてしまいます。

ムアン・ボーランの最初の部分にありますので是非こちらをチェックしてください。

27:サンペット・プラサート(The Sanphet Prasat Palace)

サンペット・プラサート宮殿はアユタヤ時代初期、アユタヤ第8代王バロマトライ ロカナト王の時代に建立された宮殿のレプリカです。

この宮殿は多くの外国要人をもてなす式場として利用され、これまでのスコータイ様式とは異なる荘厳な装飾は「アユタヤ派」と呼ばれ、 この時代の建築物に多く見られました。

本物は1767年のビルマによるアユタヤ侵攻の際にこの宮殿は焼け落ちてしまい、現在はレンガ造りの地下室が残るのみです。

1972年2月11日のエリザベス女王来訪時には、国王がこの宮殿を披露宴会場として使用し女王を出迎えました。 その日がムアン・ボーランの正式なオープン日とされています。

まず入場ゲートをくぐるとこの壮観な建物が目に入ります。

アンシエント・シティのパネルもありますので最初の記念撮影にいかがでしょうか。

30:ザ・プラケオ・パビリオン(The Phra Kaew Pavilion)

ザ・プラケオ・パビリオンはアユタヤ時代をモチーフにした八角形の楼閣です。 アユタヤ時代の経典棚の木製ドアパネルにある八角形のパビリオンの彫刻を参考に建造されました。

蓮の池などもあり、どことなく中華圏の分化を思わせます。
映画ハングオーバー2でフィルたちが瞑想していた場所はどうやらここのようですね。
ようやくお目に罹れました。

102:シュメール マウンテン(Sumeru Mountain)

巨大なナマズのような魚のオブジェがひときわ目を引くこちらのパビリオン。
仏教用語で「須弥山(しゅみせん)」というこの場所は、古代インド由来の仏教世界では世界の中心に存在する山です。

出典;飛不動尊 龍光山正宝院サイト

その山を囲むように海が存在し、山の中心には帝釈天を始めとした神々が住んでいるといわれています。

このパビリオンでは池の中心にある仏塔が須弥山を表しており、池がその外側に広がる海を表しています。

105:モンドップの観世音菩薩像(Mondop of Bodhisattva Avalokitesvar)

Avalokiteśvaraとは観世音菩薩を刺し、観音様の愛称で親しまれています。
観世音菩薩は依然と男性をモチ-フとしていましたが中国の唐時代より柔和な女性像へと変化しました。 この像も女性の姿をしています。

日本でイメージする観音様は柔和で優しい姿をしていますが、この観音様は凛々しい御姿ですね。

Mondopはタイの仏教建築様式の一つで、通常尖った屋根を持つ正方形または十字形の建物です。

110:パビリオン・オブ・ザ・エンライテンド(pavilion of the enlightened)

「パビリオン・オブ・ザ・エンライテンド」は、ムアン・ボーランの数あるパビリオンの中でもひと際荘厳な仏教寺院です。 タイ、ミャンマー、中国の建築様式を融合させた金色・グリーンの建物と池のコントラストがなんとも美しく思わずみとれてしまうほど絵になります。

仏教寺院の内部には大乗仏教と小乗仏教の金色の僧侶像が安置されています。

このパビリオンはムアン・ボーランの中で最も新しく造られたものです。

116:幽霊博物館(Ghost Museum)

このパビリオンはタイの伝統的な幽霊にまつわる博物館です。
タイの幽霊や神話上の生き物に関する信仰や大衆文化について詳しく学ぶことができます。

ムアン・ボーランはどの建築物も本当に見事なものばかりですが、この幽霊博物館は少しB級感があり、 地獄寺のような奇怪スポットが好きな方にはハマるかと思います。

とても暑いのでNothan Thai Villageの売店で水分補給を!

タイの地形のチェンマイ・チェンライにあたる部分にお土産屋さん通り「60:Nothan Thai Village」があります。

特に物珍しいお土産はありませんが、炎天下の自転車周遊で熱中症になる前に冷たい飲み物で水分補給しましょう。

日差しをよけるため、お土産屋さんでガンチャー印の帽子を85バーツでゲットしました。
とても幼稚園児感があったのでここ以外では被れていません。

フリーエリア有り。無料でも楽しめます

前述したようにムアン・ボーランは入場料が必要ですが、入場ゲートの前に無料で楽しめるエリアもあります。

こちらのオレンジエリア、タイの形の象の鼻にあたる部分は無料エリアです。
数点のパビリオンがある他、お土産屋さんストリートでショッピングや食事を楽しめます。

この日は多くの修学旅行生が来ていました。

ソンテウでのケーハ駅への帰り方

タクシーで帰る場合は問題ありませんが、ソンテウで再びBTSケーハ駅まで帰りたいという方はご注意ください。 帰りのソンテウは来た道と逆サイドを走りますが、道幅が広く中央分離帯があるため横断はできません。

↑ムアン・ボーランの敷地を出て、200Mほど歩いた場所に歩道橋があります。それを使って反対車線に渡り、往路と同じく36番のソンテウを捕まえてください。
反対車線に停車していない場合は通行しているソンテウを呼び止める必要があります。

ムアン・ボーラン(Ancient City)の基本情報

名称 ムアンボーラーン (古代都市屋外博物館)
名称(英) Muang Boran (The Ancient City)
URL https://www.muangboranmuseum.com/
営業時間 毎日 09:00~18:00
料金 大人700バーツ/子供(6歳~14歳)350バーツ
住所 หมู่ที่ 7 296/1 Sukhumvit Rd, Bang Pu Mai, Mueang Samut Prakan District, Samut Prakan 10280
電話 02-026-8800~9, 086-324-7658
地図Googleマップで確認する

MAP

まとめ

国内の名所を集めたテーマパークという発想はすごくユニークですし、日本にも同じような場所があればとても面白いですね。

ムアン・ボーランは単純にテーマパークとしてスケールが大きいというだけでなく、細部まで拘った建築物やモニュメントのクオリティの高さなど 創始者のレック・ウィリヤパン氏の想いが現代に受け継がれているなと感じました。

タイの歴史を知りたい方、建築物を見るのが好きな方には特にオススメのスポットです。

同じような屋外テーマパークといえば、パタヤのノンヌット・トロピカル・ガーデンもオススメです。

ムアン・ボーランと併せてタイ旅行の際に是非訪れてみてください。

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