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【ムアン・ボーラン】バンコク近郊でタイ一周気分を味わえる巨大屋外博物館

HOME > 【ムアン・ボーラン】バンコク近郊でタイ一周気分を味わえる巨大屋外博物館
サムットプラカーン 観光 2024/2/20 投稿者:まっちゃん 2026/05/16更新

【ムアン・ボーラン】バンコク近郊でタイ一周気分を味わえる巨大屋外博物館

「バンコクにいながらタイ一周旅行!?」

こんにちは、まっちゃんです。
タイ旅行中、「バンコクだけでなくチェンマイやアユタヤ、南部の寺院まで見てみたい!」と思ったことはありませんか?

そんな“タイ全国の名所巡り”を1日で体験できるスポットが、バンコク近郊サムットプラカーン県にある「ムアン・ボーラン(Ancient City)」です。

ムアン・ボーランは、タイ全土の有名寺院・歴史建築・遺跡を再現した世界最大級の屋外博物館。
東京ディズニーランド約2個分という広大な敷地には、なんと120ものパビリオンが点在しています。

「えっ、タイの名所を1か所で巡れるの?」

この記事では、実際にムアン・ボーランを訪れた筆者が、

  • ムアン・ボーランの見どころ
  • アクセス方法
  • 料金や効率的な回り方
  • おすすめパビリオン

などを写真付きで詳しくご紹介します。

ムアン・ボーラン(เมืองโบราณ:The Ancient City)とは

ムアン・ボーラン Ancient City 全景

ムアン・ボーランは、バンコク近郊・サムットプラカーン県にある世界最大級の屋外博物館です。別名「アンシエント・シティ」ともいいます。
タイ語の「เมืองโบราณ(ムアン・ボーラン)」は、「古代都市」という意味。

東京ディズニーランド約2倍という広大な敷地には、116ものタイ各地の寺院・遺跡・歴史建築を再現したパビリオンが点在しています。

園内はタイの国土を模した形になっており、各パビリオンも実際の地理に近い位置へ配置されているという徹底ぶり。
そのスケールと完成度から「世界最大の屋外博物館」とも呼ばれており、タイ人だけでなく世界中の観光客に人気のスポットとなっています。

ムアン・ボーラン 園内マップ

↑こちらがムアン・ボーランの敷地マップ。
本当にタイの形をしているのが分かりますね!

単なるテーマパークではなく、「タイの歴史・文化・建築を後世に残す」という強い思想のもと作られた施設なのです。

ムアン・ボーランを作ったのは誰?

ムアン・ボーランを建設したのは、タイの実業家レック・ウィリヤパン(เล็ก วิริยะพันธุ์)氏。
海外自動車販売などで成功した、タイ有数の資産家です。

実は、巨大三つ首象で有名な「エラワン・ミュージアム」を創設した人物でもあります。

レック・ウィリヤパン氏 レック・ウィリヤパン氏。画像は公式サイトより。

ムアン・ボーランの土地は、もともとゴルフ場として開発される予定でした。

しかしレック氏は、古代遺跡や歴史的建築を研究するため、考古学者たちと共にタイ全国を巡る中で、 「タイの伝統技術や文化を後世に残したい」という想いを強く抱くようになります。

そしてゴルフ場計画を変更し、この地に“タイ全土の歴史や文化を再現する巨大屋外博物館”を建設することを決意したのです。

1972年の開業初年度には、イギリスのエリザベス女王もムアン・ボーランを訪問しています。

↑ちなみにレック氏、どこかで見たことがあると思ったら……

あ、サンクチュアリ・オブ・トゥルースと同じ創業者だ!

サンクチュアリ・オブ・トゥルース創業者 レック・ウィリヤパン

そう、パタヤの巨大木造寺院「サンクチュアリ・オブ・トゥルース」を建設した人物もレック氏だったのです。

サンクチュアリ・オブ・トゥルースの開業は1981年ですので、ムアン・ボーランの方が先に作られています。

どちらの施設にも共通しているのは、「タイの芸術・建築・伝統文化を未来へ残したい」という強い理念。
点と点が線で繋がった瞬間でした。

映画「ハングオーバー2」のロケ地としても有名

映画 ハングオーバー2 ムアン・ボーラン ロケ地

ムアン・ボーランは、映画「ハングオーバー2」のロケ地としても知られています。

アランが瞑想の末に記憶を取り戻した寺院シーンですね。
フィルたちがハン老子と瞑想していた建物も、実際にムアン・ボーラン内に存在しています。

映画ファンにとっては、まさに“聖地”とも言えるスポットです。

私自身、以前からずっと来てみたいと思っていた場所でした。

ムアン・ボーランへのアクセス

バンコクからムアン・ボーランへはBTSでのアクセスが便利です。

BTSスクンビットラインの終点ケーハ(Kheha)駅が最寄りとなります。

BTSケーハ駅から乗り合いソンテウで行く

BTSケーハ駅3番出口を降りると「36」と書かれたソンテウが停車していますのでこれに乗車します。この日はインドネシアからの旅行客の方と一緒になりました。同じソンテウにはタイの方はいなかったようで外国客の方にも人気のスポットのようです。

運賃は一人20バーツ(2023年12月現在)です。
出発後10分程度で到着します。

BTSケーハ駅から無料のシャトルバスで行く

土日のみ無料のシャトルバスがケーハ駅から運行しているようですが、1日2便のみと本数が少ないためソンテウのご利用をお勧めします。

ムアン・ボーランの料金及びシステム

チケット種別及び料金

チケットセンター外観

ソンテウ乗車後ほどなくして現地に到着しました。

チケットセンターでチケットを購入します。
今日は平日だったのですんなり入場できました。

チケットの値段は下記の通りです。チケット購入時に後述する乗り物をレンタルしましょう。

  • 大人:700バーツ
  • 子供(6 ~ 14 歳):350バーツ
  • タイ人大人:400バーツ※
  • タイ人子供:200バーツ※

※タイ在住の方はワークパーミットの提示でタイ人料金になります。

乗り物種別および料金

前述した通りムアン・ボーランはとても広く、歩いてまわることは現実的ではありません。 そのため、いずれかの乗り物をレンタルします。

①自転車

自転車のレンタル料金は150バーツです。時間に余裕もあったので気ままにサイクリングすることにしました。
自転車はたくさんある中から選べますがどれも年季が入っています。サドルがグラついたりハンドルがキーキーいったりするものもありますので 念のため少し試乗させてもらいましょう。

自転車だと2~3時間程度で凡そのモニュメントを見て回ることができます。

但し、屋外の炎天下なので体力が・・・という方はゴルフカートをお勧めします。

②ゴルフカート

ゴルフカートは収容人数別に3タイプあります。

種別 最初の1時間 1時間以降
2シート 350バーツ 100バーツ
4シート 350バーツ 200バーツ
6シート 500バーツ 300バーツ

家族連れ、大人数の場合はゴルフカートを選択しましょう。
7割くらいの方がカートでした。

※レンタル時に運転免許証およびパスポートの提示が必要です

③周遊トラム

園内の主要スポットを巡るトラムは50バーツです。
2種類あり、1日4回、約2時間かけて園内を周ります。
トラムの運行時間は下記の通りです。

トラム1
10:00〜12:00
13:00〜15:00
15:00〜17:00
17:00〜19:00

トラム2
10:30〜12:30
13:00〜15:30
14:30〜17:00
16:00〜18:30

パビリオンのご紹介。オススメパビリオン有り。

では愛車(自転車)もゲットしましたし、中に入ってみましょう。
と思ったらチケット売り場から入り口までが既に遠いです。

マップ上は入場ゲートがあるはずですがまだ見えてきません。これは長い戦いになりそうだ!

2分ほど自転車を走らせるとやっと入場ゲートが見えてきました。門番の兄ちゃんにチケットを提示して、いざムアン・ボーランに入場!

さて、入場したのはいいもののこれからどうしようか。。。マップに目を落とすと改めてその広大さに面食らいます。 ちょっとここである程度方針を固めたほうが良さそうです。120あるというパビリオンは全て見たかったので、とりあえず広さの確認も兼ねて一番外側の道をぐるっと一周することにしました。

なお、ムアン・ボーラン園内は5つのエリアに分けれています。

  • ①北部エリア
  • ②東北エリア
  • ③中央部エリア
  • ④南部
  • ⑤スワンナプームエリア

スワンナプームというとスワンナプーム国際空港を連想されるかと思います。
スワンナプームの語源は黄金を表すスアン(สุวรรณ)と土地を表すプーミ(ภูมิ)からなり、「黄金の地」を意味します。 多くの仏教経典に示されており、現在でも正確な位置はわかっていません。

①~④の各地方エリアにはそれに対応する各地のレプリカが、⑤のスワンナプームエリアには タイ周辺の伝説や伝承にまつわる建物を再現したパビリオンが並んでいます。

園内マップDL

園内には120ものパビリオン、古代遺跡のレプリカが存在しておりルートも数多あるため事前にどのスポットを見るか等の作戦を立てて 回るのが吉です。

とはいっても決められないよという方も問題ありません。

ムアン・ボーラン公式が「ここは見るべき!」というオススメスポットを決めてくれています

オススメスポットDL

こちらではオススメスポットを中心に、私が気に入ったスポットをご紹介させていただきます。
番号はパビリオン番号

Free:グレート・ホール・オブ・ヴァジュラダラ(The Great Hall of Vajradhamma)

入場すると左側にそびえる金色の建物、こちらはグレート・ホール・オブ・ヴァジュラダラという名のアユタヤ様式の寺院です。 Vajradhammaは日本語では持金剛仏と言い、如来の一種とされています。チベット密教においては最高格の尊格です。 「Vajra」はダイヤモンドや硬いものを意味し、金剛(ダイヤモンド)のように堅固な悟りの心を持ったブッダです。

本堂の中には28体の金色の仏像がズラっと並んでおりとても壮観です。

よくみると内壁にも小さな金の仏像が・・・装飾の豪華さ、精緻さに度肝を抜かれてしまいます。

ムアン・ボーランの最初の部分にありますので是非こちらをチェックしてください。

27:サンペット・プラサート(The Sanphet Prasat Palace)

サンペット・プラサート宮殿はアユタヤ時代初期、アユタヤ第8代王バロマトライ ロカナト王の時代に建立された宮殿のレプリカです。

この宮殿は多くの外国要人をもてなす式場として利用され、これまでのスコータイ様式とは異なる荘厳な装飾は「アユタヤ派」と呼ばれ、 この時代の建築物に多く見られました。

本物は1767年のビルマによるアユタヤ侵攻の際にこの宮殿は焼け落ちてしまい、現在はレンガ造りの地下室が残るのみです。

1972年2月11日のエリザベス女王来訪時には、国王がこの宮殿を披露宴会場として使用し女王を出迎えました。 その日がムアン・ボーランの正式なオープン日とされています。

まず入場ゲートをくぐるとこの壮観な建物が目に入ります。

アンシエント・シティのパネルもありますので最初の記念撮影にいかがでしょうか。

30:ザ・プラケオ・パビリオン(The Phra Kaew Pavilion)

ザ・プラケオ・パビリオンはアユタヤ時代をモチーフにした八角形の楼閣です。 アユタヤ時代の経典棚の木製ドアパネルにある八角形のパビリオンの彫刻を参考に建造されました。

蓮の池などもあり、どことなく中華圏の分化を思わせます。
映画ハングオーバー2でフィルたちが瞑想していた場所はどうやらここのようですね。
ようやくお目に罹れました。

102:シュメール マウンテン(Sumeru Mountain)

ムアン・ボーラン の園内でも特に異様な存在感を放っているのが、巨大魚のオブジェに囲まれた“島”のエリアです。

一見するとファンタジー建築のようにも見えますが、実はこの場所はタイ仏教の宇宙観「トライプーム(三界経)」をモチーフにした宗教的世界を再現したスポットです。

タイ仏教では、宇宙の中心には「須弥山(しゅみせん)」と呼ばれる聖なる山が存在すると考えられていました。 巨大魚エリアの中央にある島は、この須弥山を表現しています。

出典;飛不動尊 龍光山正宝院サイト

さらに島の上に建つ宮殿のような建物は、インドラ(帝釈天)が住む天界「タヴァティンサ天」をイメージしたもの。 周囲の水は宇宙の海、巨大魚はその海に棲む神話的存在を表現しています。

105:モンドップの観世音菩薩像(Mondop of Bodhisattva Avalokitesvar)

Avalokiteśvaraとは観世音菩薩を刺し、観音様の愛称で親しまれています。
観世音菩薩は依然と男性をモチ-フとしていましたが中国の唐時代より柔和な女性像へと変化しました。 この像も女性の姿をしています。

日本でイメージする観音様は柔和で優しい姿をしていますが、この観音様は凛々しい御姿ですね。

Mondopはタイの仏教建築様式の一つで、通常尖った屋根を持つ正方形または十字形の建物です。

110:パビリオン・オブ・ザ・エンライテンド(pavilion of the enlightened)

「パビリオン・オブ・ザ・エンライテンド」は、ムアン・ボーランの数あるパビリオンの中でもひと際荘厳な仏教寺院です。 タイ、ミャンマー、中国の建築様式を融合させた金色・グリーンの建物と池のコントラストがなんとも美しく思わずみとれてしまうほど絵になります。

仏教寺院の内部には大乗仏教と小乗仏教の金色の僧侶像が安置されています。

このパビリオンはムアン・ボーランの中で最も新しく造られたものです。

116:幽霊博物館(Ghost Museum)

このパビリオンはタイの伝統的な幽霊にまつわる博物館です。
タイの幽霊や神話上の生き物に関する信仰や大衆文化について詳しく学ぶことができます。

ムアン・ボーランはどの建築物も本当に見事なものばかりですが、この幽霊博物館は少しB級感があり、 地獄寺のような奇怪スポットが好きな方にはハマるかと思います。

とても暑いのでNothan Thai Villageの売店で水分補給を!

タイの地形のチェンマイ・チェンライにあたる部分にお土産屋さん通り「60:Nothan Thai Village」があります。

特に物珍しいお土産はありませんが、炎天下の自転車周遊で熱中症になる前に冷たい飲み物で水分補給しましょう。

日差しをよけるため、お土産屋さんでガンチャー印の帽子を85バーツでゲットしました。
とても幼稚園児感があったのでここ以外では被れていません。

フリーエリア有り。無料でも楽しめます

前述したようにムアン・ボーランは入場料が必要ですが、入場ゲートの前に無料で楽しめるエリアもあります。

こちらのオレンジエリア、タイの形の象の鼻にあたる部分は無料エリアです。
数点のパビリオンがある他、お土産屋さんストリートでショッピングや食事を楽しめます。

この日は遠足なのか制服を着た学生さんを多く見ました。

無料エリアにはパタヤのサンクチュアリオブトゥルースのレプリカが。5年ぶりくらいですかね、お久しぶりです。
サンクチュアリオブトゥルースの記事はこちら↓

ソンテウでのケーハ駅への帰り方

タクシーで帰る場合は問題ありませんが、ソンテウで再びBTSケーハ駅まで帰りたいという方はご注意ください。 帰りのソンテウは来た道と逆サイドを走りますが、道幅が広く中央分離帯があるため横断はできません。

↑ムアン・ボーランの敷地を出て、200Mほど歩いた場所に歩道橋があります。それを使って反対車線に渡り、往路と同じく36番のソンテウを捕まえてください。
反対車線に停車していない場合は通行しているソンテウを呼び止める必要があります。

ムアン・ボーラン(Ancient City)の基本情報

名称 ムアンボーラーン (古代都市屋外博物館)
名称(英) Muang Boran (The Ancient City)
URL https://www.muangboranmuseum.com/
営業時間 毎日 09:00~18:00
料金 大人700バーツ/子供(6歳~14歳)350バーツ
住所 หมู่ที่ 7 296/1 Sukhumvit Rd, Bang Pu Mai, Mueang Samut Prakan District, Samut Prakan 10280
電話 02-026-8800~9, 086-324-7658
地図Googleマップで確認する

MAP

まとめ

国内の名所を集めたテーマパークという発想はすごくユニークですし、日本にも同じような場所があればとても面白いですね。

ムアン・ボーランは単純にテーマパークとしてスケールが大きいというだけでなく、細部まで拘った建築物やモニュメントのクオリティの高さなど 創始者のレック・ウィリヤパン氏の想いが現代に受け継がれているなと感じました。

タイの歴史を知りたい方、建築物を見るのが好きな方には特にオススメのスポットです。

同じような屋外テーマパークといえば、パタヤのノンヌット・トロピカル・ガーデンもオススメです。

ムアン・ボーランと併せてタイ旅行の際に是非訪れてみてください。

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