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タイ、ローカル鉄道旅のススメ

HOME > タイ、ローカル鉄道旅のススメ
情報 観光 2019/2/24 投稿者:まっちゃん 2019/02/27更新

タイ、ローカル鉄道旅のススメ

「時間に余裕があればローカル列車の旅をしてみよう」

こんにちは、まっちゃんです。

タイも日本と同じように飛行機の国内線が充実しており、
1時間半程度でタイ各地にフライトすることができます。

ですが、もしお時間が許すのであればやってほしいのはローカル鉄道での旅。
田園地帯を横断する老朽化した線路をたどる旅は平和で風光明媚なこと間違いなし。
地元の人と同じような目線で旅を楽しむことができます。

列車旅行のメリット

まったり快適な列車旅ですが、鉄道旅は数ある移動手段の中でも最も時間のかかる方法なのは間違いありません。 長距離バスよりも遅い移動手段ですが、まちがいなく安全で面白い旅行になるでしょう。

長距離バスと鉄道旅を比較してのメリットは

・疲れたら列車内を歩き回ることができる
・思う存分足を伸ばすことができる
・簡単にトイレに行ける
・移り変わる車窓の景色を楽しむことができる
・交通量の多い道路や悪路を避けることができる


寝台列車を使えば、寝ている間に気づいたら目的地についていた! なんて効率的な旅行も可能です。
というのも、下記のデータが示すようにタイは世界の中でみても 交通事故での死亡率が高い国です。



人口10万人当たりの交通事故死亡率

第1位 ニウエ 68.3人
第2位 ドミニカ共和国 41.7人
第3位 タイ 38.1人
第4位 ベネズエラ 37.2人
第5位 イラン 34.1人

<WHO世界保健機関調べ>
バス事故はタイでは日本より身近な問題です。
2017年にはミニバス(ロットゥ)事故により4人に日本人観光客が死亡するという悲しい事故も起きました。

遅れや時折の故障さえも起こりますが、電車での移動はバスでの移動よりも安全です。
体感でもバスやタクシーは日本と比べ相当飛ばすなあという印象です。

チケット購入の注意点

イベント前はなるべくお早めの購入を

ソンクランやロイクラトンのような大きなイベントの前は、 列車の切符は何週間も前に売り切れています。

タイでの休暇期間中に旅行する場合は、できるだけ早めに予約してください。

タイ国鉄からの直接予約は不可

時刻表やチケットの運賃は、タイ国鉄の公式ウェブサイト(コチラ)で確認できますが、 旅行代理店を通じてチケットを予約する必要があります (通常、パートナーはウェブサイトにリンクしています)。

タイ列車の車種と座席クラスについて

車種

タイの鉄道車両は様々なタイプがあり、しばしば旅行客を混乱させますので整理してみます。

・Special Express(特急)
→いわゆる寝台特急(機関車+客車)。バンコク⇔チェンマイ(北線)やバンコク⇔スンガイコーロック(南線)などの主要な路線が就航。

・Special Express Diesel Railcar(ディーゼル特急)
→全車エアコン2等座席車(2両~6両)からなるディーゼルカータイプ(気動車型)の特急列車。
基本的に昼間の運行だが北線や南線では深夜もそうこうしている場合もある。

・Express(急行)
→バンコクと地方都市を結んでいるポピュラーな車種。

・Rapid(快速)
→特急や急行が止まらない駅にも停車し、長距離区間を走っている車種。
機関車+エアコンなし客車のタイプが主流。

・Ordinary(普通)
→機関車+エアコンなし客車タイプかまたはディーゼルカータイプ。
列車はエアコンなし3等車のみの場合がほとんどで、原則タイ人は無料で利用可能。
扱いはコミューターだったりローカル列車だったりするが基本的には各駅停車の普通列車。

座席クラス

ファーストクラス(First Class)

ファーストクラスはエアコン有の寝台列車でのみ利用可能です。
2人用の個室になっており、小さな洗面台が付いています。 1人で1つの個室を占領することはできません、そのためもし1人で個室を独り占め したいのであれば2席分購入する必要があります。

セカンドクラス(Second Class)

セカンドクラスはタイでの列車旅行の一番人気の高いクラスです。 夜間列車のセカンドクラスチケットは売り切れてしまう可能性がありますので、 旅程が決定している場合はお早めの購入をオススメします。

一部の車両はエアコン完備の密閉車ですが、それ以外は空調といえば扇風機がついている程度で窓が開閉可能です。 ですが、自然の空気や匂いも旅の醍醐味。窓をあけ放って夜風にあたるのも旅のスパイスになるはず。

サードクラス(Third Class)

サードクラスは硬い座席しか提供していません。
ほとんどがパッド入りですが、座席が木製の古い対応の車両も現役で走っています。 ですが、サードクラスは昼間の旅行には十分です。長距離だときついですが、中距離レベルまでの移動だとコスパ的にはベストです。 例えばバンコクとアユタヤ間の中距離(1時間半程度)ならサードクラスで十分問題ないでしょう。

寝台列車

飛行機が苦手な方や、陸路が好きな方にとっては寝台列車は外せません。
日中移動するのとは異なり、日中の大事な時間を浪費することはありません。
ホテルの宿泊費を浮かせつつ、朝には目的地にたどり着ける!なんて素敵!

寝台車のチケットを購入する際、上段か下段を選択することができます。
上段は下段より少し割安で、プライバシー的には下段よりも確保されるかと思いますが
下段より少し狭くなっていますので背の高い人は下段を選択するのが良いかと思います。

目的地への停車は大々的にはアナウンスされませんので、
早めに荷物をまとめておきましょう。

また、街中よりは安全ですが、貴重品や携帯電話などはくれぐれも席には 置きっぱなしにしないようにしましょう。それを狙った置き引き犯がいないとは言えません。

列車旅行をより楽しむための4箇条

タイでの列車旅をさらに楽しむために!下記の点に注意してください。

・チケットは数日前に予約しておきましょう。
特に週末と祝日のチケットは、セカンドクラス中心に数週間前に完売する可能性があります。

・エアコン車は空調ガンガンで寒くなりますので、上にはおるものやブランケットなどを持参しましょう。

・原則タイの列車は禁煙です。隠れて車両間で吸っている人もいますが、マネしないように。

・セカンドクラス、サードクラスは地元の方で混雑するかもしれません。大きな荷物などは荷台に挙げるなど、 マナーを守って乗車しましょう。

まとめ

時は金なりとはよく言いますが、 鈍行列車でのまったり旅もそれはそれでプライスレス。

タイの亜熱帯の自然の空気を感じながら、風光明媚な列車の旅を是非楽しんで下さい。

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