埼玉県、観光PRにタイの俳優を登用 人気の女性2人
埼玉県は、西武鉄道と連携し、タイの映画や青春ドラマで人気がある女性の俳優2人に「LOVE SAITAMAアンバサダー」を1日付で委嘱した。インスタグラムで発信力の高い2人を招いて県内観光地や物産の写真を投稿してもらい、タイからの観光客を誘致するねらい。
2人は、フラン・ナリクン・ケットプラパーコーンさん(20)とベール・ケミサラー・パラデッシさん(22)で、それぞれ185万人と133万人のフォロワーをもつ。
来日するタイ人観光客は、2017年に対前年比9・5%増の約98万人に上り、来県者を増やしたい県と、海外へも沿線の魅力をアピールしたい西武鉄道が共同して4月27日に招いた。2人は秩父や飯能を巡り、川越では蔵の街並みや菓子屋横丁を散策。さっそく秩父市のシバザクラを投稿したところ、「いいね!」の反応が6万件あったという。
委嘱状を手にした2人は「サツマイモのお菓子が大好き。これからも埼玉をみんなに伝えたい」「長瀞の川下りの激しさがよかった」などと話した。(西堀岳路)