タイでのマナー・風習について最低限押さえたい7つのポイント
こんにちは、まっちゃんです。
タイは日本と同じ仏教国のため、日常の風習や国民性など
共通している部分も多くあります。
ですが中にはあっと驚くような日本とは違う価値観やマナー、風習も存在しています。
「郷に入っては郷に従え」という言葉がありますが、タイに行ったときに押さえておいて
いただきたタイのマナーや風習についてまとめました。
目次
1.人の頭はなるべく触らない
タイでは人の頭は精霊「ピー」が宿る場所と言われており、体の中でも特に大切な部分とされています。
そのためむやみやたらに触るのは控えましょう。日本ではかわいい子供がいると思わず頭をなでてしまい
ますが、それも控えましょう。
私もついつい無意識で撫でてしまい「あ!すみません!」となったことがあります。
2.左手は不浄の手
日本ではあまり左右の手を意識することはありませんが、タイでは右手が清浄、逆に左手が不浄の手とされています。
そのため、左手で大切なものを扱うことは無作法にあたります。
何か物を受け取ったりする場合も右手で受け取りましょう。
もちろん、日常生活では旅行客ということで多めには見てくれますが、
冠婚葬祭や公式の場などの重要なイベントではNGです。
3.足の裏は見せない
左手と同様に足の裏も不浄とされています。 寺院などで仏像にお参りする際、仏さまに対しては足の裏を 向けないように注意しましょう。また、人に対しても同様です。
4.人の脚をまたがないように
他人の脚をまたぐことはタイではタブーとされています。
バスや列車など人が混み合う場所では特に注意しましょう。
タイのバス車内などを見ると、既に座っている人は体を90度ずらして
スペースを空けるようにしています。これがタイでの作法です。
同様に自分が先に座っている場合でも、足を投げ出してスペースを
塞がないようにしましょう。
5.宗教に敬意を表そう
これはもちろんタイに限ったことではありませんが、
訪れたその地の宗教には特に経緯を払うようにしましょう。
タイは日本と同じ仏教国であり、国民の95%が仏教徒だと言われています。
ですが、仏教の伝播のしたルート、時期が異なるため同じ仏教徒とはいえ
その教えには大きな違いがあります。
日本:大乗仏教
→修業した人の教えを聞くことで自分も悟りを開くことができる考え
タイ:上座部仏教
→厳しい修業を経たもののみが悟りを開くことができるという考え
日本の仏教と比べ、タイの仏教の方が戒律が厳しく、日常生活の中での制約も多くあります。
このためタイでは僧侶や修行僧がとても尊敬されるのです。
寺院では肌の露出は控えめに
寺院では肌を過度に露出する衣服での参拝は禁じられています。 そのため、ノースリーブ、タンクトップ、膝上の短パン、ホットパンツと いった服装では境内に入ることはできません。薄手のパーカーや長ズボンを持参 するようにしましょう。
6.王室に敬意を表そう
現国王のラーマ10世
タイでは王室、国王がとても人々から敬愛されています。
2016年の前プミポン国王の崩御の際は全てのタイ国民が
深い悲しみにくれました。
タイでは王室を批判したり侮辱することは王室不敬罪にあたる
立派な犯罪行為となります。酔った際の悪ふざけだとしても絶対にしないでください。
劇場や映画館では開園前に国王の肖像画がスクリーンに映し出され、王室賛歌が流れます。
その際は必ず起立するようにしましょう。
空港やバスターミナル、駅などといった公共施設でも8時と18時に国家または
王室賛歌が流されます。こちらも同様に起立し、極力不動の体制をとりましょう。
7.女性はお坊さんには触れてはいけない
先にも述べたように、タイの僧侶は厳しい戒律を守りながら日常生活を送っています。
その中の教えの一つとして、僧侶は女性に触れることは戒律違反とされています。
そのため、僧侶とは距離をとって行動した方がトラブルにはなりません、実際
タイの地下鉄などではお坊さん専用の席が設けられています。
こちらから体に触れたり、握手を求めたりするような行為も行ってはなりません。
女性の方は特にお気を付けください。
まとめ
異国の地を訪れるときはどこであってもその地の文化や宗教 に敬意をもって接するようにしましょう。相手を受け入れる ことができれば向こうも必ずこちらを受け入れてくれます。 お互いの文化を尊重して、気持ちのいいタイ旅行を楽しみましょう。