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学生ら年内総選挙を要求 クーデターから4年

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学生ら年内総選挙を要求 クーデターから4年



タイで軍がクーデターで実権を握ってから22日で4年を迎える。軍事政権のプラユット暫定首相は、民政復帰に向けた総選挙を来年2月までに実施するとし、新党登録も始まった。だが、総選挙はこれまで繰り返し先送りされてきており、学生や民主活動家らは年内実施を要求している。

 「ティーニーミー コン ターイ(ここで人が死んだ)」。19日夕、バンコク中心部で群衆が連呼した。2010年、タクシン元首相派のデモを軍治安部隊が強制排除し、多数が死傷してから8年の追悼集会だ。

 「とにかく民主主義の第一歩である選挙の早期実施を求めたい」。学生リーダーのランシマン・ロームさん(26)は訴えた。5人以上による政治集会の禁止令違反容疑などで逮捕され、保釈中の身だ。選挙要求グループは21、22日に集会やデモを計画しているという。

 こうした動きに対し、プラユット氏は「平和と秩序が必要だ。総選挙の実施は彼ら次第だ」と、治安悪化を理由に延期をちらつかせてけん制する。

 タイでは絶対王制を廃止した1932年の立憲革命以降、クーデターが未遂も含め19回起きた。50~60年代を除けば、4年も総選挙が実施されないのは異例の事態だ。

 できるだけ長く権力を維持したい軍政は、そのための手段を整えてきた。昨年4月施行の新憲法では、政党が事前に提出したリストから首相を選出する場合、軍政が任命する上院250議員と下院500議員で選ぶシステムが導入された。

 だが、国民の支持は思ったように得られていない。軍政と対立するタクシン派のタイ貢献党は、インラック前首相の海外逃亡でカリスマ不在となったが「選挙をやれば第1党にはなる」(外交関係者)とみられている。

 新党登録では、プラユット氏を支持する政党も届け出た。バンコク・ポスト紙によると、その中の一つの政党党首、パイブーン・ニティタワン氏は15日、「全政党は(4年前と)同じ過ちを繰り返すことなく手を取り合わねばならない」と述べた。タイ貢献党が勝利しないよう、プラユット氏支持を訴える狙いだ。軍政はこうした政党との連携も進めるとみられる。

 浅見靖仁法政大教授(タイ政治)は「軍政は選挙に勝てる確信が持てないので実施を先延ばししてきたが、逆に国民の不満が高まるジレンマに直面している。来年後半がタイムリミットではないか」と話す。
 <毎日新聞 西脇真一>

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