タイ携帯最大手AIS、LINE系スマホ決済サービスと連携
タイ携帯電話最大手のアドバンスト・インフォ・サービス(AIS)は5日、タイでスマホ決済を展開するラビットLINEペイとの提携を発表した。AISは子会社を通じて独自のスマホ決済サービス「mペイ」を展開しているが、個人向けについては今後、ラビットLINEペイに統合していく方針だ。
AISはmペイの利用者をラビットLINEペイに移管。自前でのサービス展開からラビットLINEペイとの協業へと戦略を切り替える。AISの携帯電話利用料金などもラビットLINEペイを通じて支払えるようにする。
ラビットLINEペイは、交通系プリペイドカード「ラビットカード」を提供するBSSホールディングスとタイでモバイル決済サービスを展開するLINE子会社、LINEビズプラスとの合弁会社。約300万人の利用者を持つタイ版「モバイルスイカ」のようなサービスで、バンコクを走る高架鉄道の運賃のほか、マクドナルドなど約9000店舗での支払いに使うことができる。<日本経済新聞>