ワット・アルンの絶景を目の前に贅沢ディナー
こんにちは、まっちゃんです。
ワット・アルンといえば、ワット・ポーやワット・プラケオと
並んで日本人にも人気の寺院です。タイのガイドブックにも
たいてい載っていますよね。別名「暁の寺」とも呼ばれています。
今回はワット・アルンの楽しみ方と、美しくライトアップされたワットアルンの
夜景が一望できるお勧めディナースポットをご紹介します。
目次
ワットアルンの歴史
ワット・アルン敷地内にあるタクシン王の像
ワット・アルンはチャオプラヤー川の西岸にあり、この地に王朝を築いた
タクシン王ゆかりの寺院です。ワット・アルンとはタイ語で「暁の寺」という意味。
うーん。かっこいいですね。こういう洒落た別称は大好きです。
チャオプラヤ川の向こうにスッとそそり立つ仏塔は、バンコクを象徴する景観の一つですね。
暁の寺の由来
別名「暁の寺」の由来は、タクシン王がこの寺を王朝の菩提寺として「ワット・チェーン(夜明けの寺)」
と名付けたのが始まりです。「ワット・アルン」の名になったのは200年ほど前のラマ4世の時代。
中央にそびえたつ大仏塔はラマ3世の建造によるもので、ワット・チェーン時代のものの5倍以上の
高さに建て替えました。
ワット・アルンの場所とアクセス
タイ・ワン通りの突き当りにある、ティアン船着き場からワットアルン行の船が 10~15分間隔で運行しています。運賃は3Bと格安。桟橋で待っていればすぐに船がやってきます。
さあさあ暁の寺にまいりますよー!
今日もチャオプラヤ川は最高に濁っています。
地図
ティアン船着き場からのアクセス
基本情報
名称 | ワット・アルン(暁の寺) |
---|---|
名称(英) | Wat Arun |
営業時間 | 7時半から17時半まで |
料金 | 拝観料50B |
住所 | 34 Arunamarin Rd., Wat Arun, BangkokYai, Bangkok 10600 |
アクセス | エクスプレスボートのターティアン船着き場より渡し船(3B) |
ワット・アルンの見どころ
船に揺られること約5分、さてさてワット・アルンにつきました。
タイの日中晴天の日は特に暑いですね。(行ったのは5月の絶賛暑期真っ只中。)
ではここで昼のワット・アルンの見どころをご紹介します。
モックとヤックが門番をする本堂
緑の「ヤック」と白い「モック」が門番として鎮座している本堂の門にきました。
ヤックとモックは結構大きくて近づいてみると5メートルはゆうにありそうです。
不敬な輩が立ち入らないか、鬼の形相で見張っています。
こちらが本堂です。神殿のような造りをしており、外壁や外柱にも細かな装飾が施されています。
この本堂はラマ2世が建て、ラマ4世が大改築して今の姿に至ります。
内部の本尊の釈迦座像の顔はラマ2世本人が彫ったとされて、その下にラマ2世の遺骨が埋葬されています。
そびえたつ大仏塔
大仏塔。残念ながらこの時(2017年5月)は工事中でした。現在(2018年1月時点)では工事は完了し骨組みは撤去されています。
ワット・アルンの象徴ともいえる大仏塔は5基ある仏塔の中でも特に抜きんでて大きく、
迫力があります。側面は色鮮やかな陶器片で飾られており、その高さはなんと81メートル。
建立に3年の歳月がかけられたとされています。
近づいてよく見てみると、小さなお皿が埋め込まれています。
実はこれ、その昔王室専用に中国から輸入された陶磁器だそうです。
王室の陶磁器といえば「ベンジャロン焼き」が有名ですが、ベンジャロン焼きの
技法が確立される以前は中国から王室用の陶磁器を輸入していたそうです。
そして輸送の際に割れてしまい使用できなくなったものがこのように装飾として再利用されています。
普通に飾り付けとしてなじんでいて可愛いですよね。
仏塔の上部には、3つの頭をもつ象の神様エラワンの上に乗った
インドラ神の姿があります。今回は残念ながら工事でいけませんでしたが、こんな感じです。
<出典:http://www.richard-seaman.com様>
塔の最上部はクメール様式となっており、その先端にはヒンドゥー教のシヴァ神を示す印が施されています。
ヒンドゥー教と仏教が融合したなんとも珍しく麗しい仏塔建築です。
4基の小仏塔にも珍しい彫像が
81メートルの大仏塔を囲むように、4基の小仏塔が立ち並んでいます。
大仏塔と同様に陶器片で装飾されており、台座付近にはキンリー(半人半鳥像)や
ガルーダ(神鳥)を見ることができます。
ワット・アルンのInstagram
#watarun対岸のレストラン「THE DECK」で絶景ディナー
さて、一通りワット・アルン観光を終え、なんだか腹が減りましたね。
大量の汗もかいたので水分も必要です。これはレストランでキンキンに冷えたビアシンを頂くしかないでしょう。
ご紹介するレストランは「The Deck」。その名の通り船のデッキをイメージしたお店です。
チャオプラヤ川越に夜のライトアップされたワット・アルンを一望できます。
チャオプラヤ川岸にいくつかレストランはありますが、これだけの絶景を望みながらディナーを
楽しめる場所はあまりありません。
特等席は2階のテラス席です。人気のため席が埋まりますので、前もって予約してからお越しください。
「The Deck」は「Arun Residence」というホテルに併設されたレストランであり、ホテルとして宿泊も可能です。
4階はバーがあり、こちらもワット・アルンを眺めることができます。
写真はいずれも公式サイトより
「タイ人の友達も、景色だけじゃなく料理も凄くおいしいって言ってたよ」
「美しい景色を見ながらの優雅なタイディナーは最高だね。」
The Deckの場所
The Deckの基本情報
名称 | The Deck by Arun Residence |
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営業時間 | 11時~22時(金・土は~23時) |
定休日 | なし |
住所 | 36-38 ซอย ประตูนกยูง Khwaeng Phra Borom Maha Ratchawang, Khet Phra Nakhon, Krung Thep Maha Nakhon 10200 タイ |
HP | http://www.arunresidence.com/ |
まとめ
私もバンコクにきたらチャオプラヤ川のリバーサイドレストランでのディナーを
毎回楽しみにしています。昼と夜で全く別の顔を見せる暁の寺ワット・アルン。
お越しの際は昼過ぎに観光→夕暮れからディナーという鉄板コースを堪能してみてはいかがでしょうか。