【初級編】あなたもきっと読めるようになる!タイ語の読み方をコー・カイで覚えよう

「会話は少しできるようになってきた!次はタイ語を読めるようになりたい!」
こんにちは、まっちゃんです。
タイ語は発音をネイティブレベルに習得するのは難しいですが、文法は単純なものです。
そのため単語の発音を覚えればあいさつ程度の会話を習得するのは難しくありません。
ところがどっこい、タイ語の文字を読み書きするとなると話は別。
例えば下の単語は何でしょうか。(ヒント:代表的なタイ料理といえば)
ต้มยำกุ้ง
↑こちらはエビが入った辛くて酸っぱいスープ「トムヤムクン」のタイ語表記となります。
こんな見たこともないにょろにょろ文字読めませんよね?
私も3か月前まではそんな感じでした。
今まで見たことも触れたこともない未知の文字を読めるようになるなんて、
途方もない苦労のように思えますがやってみると案外読めるようになってきます。
個人的な経験談になりますが私のタイ語(読み)の勉強法とそのコツをお教えします。
何はともあれまずコー・カイから身につけよう!

↑こちらの画像をご覧ください。
これは「コー・カイ」というタイ語の子音をまとめた表になります。
タイ語の子音は全部で44個あります。
「あれ?日本語て50音あるよね?タイ語って意外と余裕?」
と思った方。もう一度言います。これは子音だけです。母音は母音でまた別に何種類もあります。
タイ語は日本語と異なり、同じ読みなのにも関わらず表記が違う文字が
何パターンもあります。例えば英語でいう「S」に当たる子音はというと
「ซ ส ษ ศ」
と4つもあります。
また、とても形の似た文字もたくさんあります。
例えば「ช ซ」や「ต ค ด」など。
「ค ด」なんてこのフォントサイズじゃまだ辛いですね。
これでどうでしょう。
「ค ด」

「確かに丸の向きが違う!」
もうこの時点で心が砕け散りそうですね。
でもいきなりこの44つもある子音を全てマスターするのはハッキリいって無理ですし、無謀です。
タイ語の読み習得の第一歩は 「似てない字を覚える」ことです。
似ていない唯一無二の文字から覚えよう!
44つの子音には形が似ているものがたくさんあります。
が、その中にも他とは似ていない形を持つ文字がいくつかあります。
例えば
「ก ย า ง ร」
もちろん馴染みがないのは変わりませんが、これらの文字は他の字と
あまり混同しないという意味で初心者には比較的覚えやすい文字です。
ちなみにこの文字だけで構成するめちゃくちゃよく目にする単語があります。
「ยา」

これは「ヤー」と読みます。「ย」が「Y」、「า」が「アー」にあたります。タイ語で薬という意味の単語となります。
タイの街中でこの「ยา」をよく見かけますが
それは薬局を示す看板です。

「ヤードム」というメンソールの嗅ぎ薬を知ってますか?あの「ヤー」の部分です。「ドム」は嗅ぐという
意味なのでそのままですね。この「ยา(薬)」は私が初めて読めるようになったタイ語でもあります。
たった2文字からなる単語ですが、確かに読めました。
この読めたという喜びが勉強を継続していくにはとても大切です。
タイに行った際はこの看板を探してみてください。
意味を表す形の文字を覚えよう。
続いては形から思えやすい文字を覚えましょう。
こちらのタイ文字、何かの形に見えてきませんか?
「ก」
鳥のくちばしに見えたのは私だけではないはずです。
こちらの文字は「K」を表す「コー」です。「コー・カイ」とはまさに
この文字の事で、タイ語で鶏を表す「ガイ」という単語の「コー(K)」という意味です。
みんな大好き「トムカーガイ」や「カオマンガイ」の「ガイ」の部分ですね。
鶏を表す「ガイ」の「ก」は鳥そっくりな形!
これでもう「ก(コー)」は覚えられましたね!
もう一つこちらの文字はどうでしょう。
「ง」
蛇に見えてきませんか・・・?ちょっと苦しいか笑
こちらは蛇「ングー」を表す「ง」という文字です。
ね、蛇にみえてきたでしょう?
こちらの文字は読みも唯一無二で「●●ング」という発音に使用します。
象のマークでおなじみのみんな大好き「チャーンビール」。
タイ語で象を表す「ช้าง チャーン(グ)」の「ング」に当たります。
これで「ง(ングー)」も覚えられましたね!
ちょっとまてよ、象「ช้าง チャーン(グ)」の「า」もどっかで見ましたね。
そうです。先ほど出てきた薬「ยา(ヤー)」の「アー」の部分ですね!これで「า(アー)」ももう忘れません。
このように地道ではありますが、覚えやすいものから少しずつ頭に入れていきましょう。
旅行中の頻出単語を抑えよう!

頻出単語なんて人それぞれかもしれませんが、確実に誰もが 出会う機会のある単語といえばタイの通貨単位「バーツ」でしょう。 バーツはタイ語で書くとこうなります
「บาท」
真ん中の「า」は「アー」でしたね。
1文字目の「บ」が「B」に当たる文字、最後の「ท」は「T」に当たります。
これで「バーツと読みます。」
タイのお店や商品などで価格であろう数字を見かけたらその後に
3文字のタイ語がないか探してみてください。おそらくこの「บาท(バーツ)」
が見つかるはずです。
まとめ
見たこともないにょろにょろ文字のはずだったタイ文字ですが、
少し親近感がわいてきたでしょうか。
改めて今回出てきた文字をおさらいしてみましょう。
ยา(薬)
ไก่(鶏)
ช้าง(象)
บาท(バーツ)
これが覚えられればとりあえず44つの子音のうち、
6つを抑えることができました。地道な一歩ですが
一つずつ文字になれていけば必ず読めるようになっていきます。
次回は文字が読めてきた後の単語や文章を読む勉強法について
ご紹介できればと思います。