【ワットケーク】シーロムにある極彩色のヒンドゥー教寺院とは
「グラップマーマイカップ!」
こんにちは、まっちゃんです。2025年12月、2年ぶりにタイに帰ってくることができました。 今回の目的の一つはこちらで紹介するヒンドゥー教寺院「ワットケーク」です。
目次
ワットケークとは
ワットケークは、正式名称を「ワット・スリ・マハー・マリアマン(Sri Maha Mariamman Temple)」という、バンコクを代表するヒンドゥー教寺院です。
19世紀後半、タイへ渡ってきた南インド系移民(主にタミル人)によって建立された寺院で、現在でもタイ国内のインド系コミュニティにとって重要な信仰の場となっています。
寺院名にもなっている「マリアマン」は、病気除けや健康、豊穣を司る南インドで特に信仰されている女神で、ワットケークにはその加護を求めて多くの参拝者が訪れます。
通称の「ワットケーク」の“ケーク(แขก)”は、タイ語で「インド系・南アジア系の人々」を指す言葉です。
そのためタイ人からは、「インドの寺院=ワットケーク」という呼び方で広く親しまれています。
ちなみに「แขก(ケーク)」には、本来「お客さん」「訪問客」という意味もあります。昔、海を越えてやって来た外国人商人や巡礼者を指していた言葉が転じ、現在ではインド系や中東系など南アジア方面の人々を表す呼称として使われるようになりました。
ワットケーク最大の特徴は、南インド様式の極彩色な建築です。入口の巨大な塔門「ゴープラム」には、無数のヒンドゥー神話の神々がびっしりと並び、バンコクの街中とは思えないほど独特な雰囲気を放っています。
また、タイ人からの知名度も非常に高く、現地の方に「ワットケーク」と言えば、「ああ、あのシーロムの有名な寺院ね!」という反応が返ってくるほど。
カラフルな建造物と珍獣がお出迎え
ワットケーク近くのホテルからシーロム通りをシーロム駅方面に進むと、見えてきました。 なんだかカラフルなソレが。3原色で彩られた外壁が異彩を放っています。
外壁の柱の文様は彫刻ではなくペイントのようですね。 ちゃんとこの色にも意味があって「赤」は生命力・繁栄を、「黄色」は富や収穫。を「青」は宇宙や無限などの神の超常的部分を現しています。
営業時間の看板が。朝はAM6時から夜は21時まで(金曜)営業とのこと。
これなら平日の朝出勤前と仕事帰りにお祈りに来れますね。
角を曲がり正門の方へ向かいます。
出ました!一際目を引く仏塔が。
五重になっている各段に、ヒンドゥー教の神々が鎮座しております。
何故かばあちゃん家の豪華な5段お雛人形を思い出しました。
ちょっと待って。。。
なんか可愛いのがいっぱいいる!
※これは後で調べたんですが、この可愛いのは「ヤーリ」といいまして南インド様式特有の定番守護獣だそうです。
ライオン+ゾウ+時に人や他の獣が合体した存在で、寺院のゆるキャラではないとのこと。
強面の神々の中にこんな癒しの存在が。。。ワットケーク、侮れない!
さて、気を取り直していよいよ中へ参りましょう!
この仏塔横に正門入り口があるのですが、入ろうとすると後ろから声をかけられました。
声の主はお供え用の花?の屋台のお姉さんでした。
どうやら中に入るにはマスクが必要なようで、「これもっていきな!」とタダでマスクをくれました。
このような供物用のグッズ売りの屋台が入り口前にたくさん並んでいます。
ちなみに入り口でも無料でマスクを配布していました。これはいいおもてなし。
入場時の注意点とマナー

寺院の中に入るにあたりいくつか注意点・禁止事項があります。
①帽子は脱帽、入口で靴も脱ぎます
②ペット同伴、喫煙、飲酒はNG。
③写真、動画撮影は特定の対象物はNG
①の服装については比較的緩くて、女性のノースリーブや男性の短パンはOKでした
③については内部は全てNGということではなくて、一部の仏像や曼荼羅等撮影厳禁のものがあります。しれっと撮影しようとした観光客が守衛の兵隊さんに注意されていました。。郷に入っては郷に従え。ルールは尊重しましょう。
ワットケークの参拝方法
ではでは中へ参りましょう。
平日の昼間でしたが多くの方が参拝に来ていました。
ヒンドゥー教系の寺院ですが、半数以上の方がタイ人のように見えました。
ずっと女性の声でマントラ(呪文)が流れており、かなり耳に残りますね。
都会の喧騒のど真ん中にもかかわらず、中に入ると張り詰めたような静けさを感じると同時にみなぎるパワーを感じます。
ここだけ時間がゆっくり流れているかのようです。
①脱帽・靴を脱いでして入場する
マナーに従い、帽子と靴を脱いで入場します。この時に無料でマスクを配布してくれます。
②お供え物を購入する
入って左手にお供え物売り場がありまして、ご本尊はその奥にあります。 お供え物セットを60バーツで購入します。
お供え物セットの内容は
・バナナ
・ココナッツ
・香油
・花
・聖なる水
等々です
③神殿向かいのお祈り場で祈りをささげる
ご本尊がある神殿の手前でまずは皆お祈りをしています。
では神殿に向かって。三回土下座をして祈りを捧げます。
「タイにお招きいただきありがとうございました。またタイに帰ってこれるようよろしくお願いいたします。。。」
④お供え物を神殿内の神官に渡す
ではお供え物をもって神殿の中に入っていきます。
ここからは残念ながら撮影禁止だったのですが、
通路には左右に煌びやかな仏像があり、天井にはヒンドゥー教の神々や神話の名場面のモザイク画が目を引きます。
神殿の通路奥にいる上半身裸の神官に供物をささげ、通路を抜けるといよいよご本尊とご対面です。
金色の台座の上にヒンドゥー教由来の神様が3体います。この寺院の主神はみんな大好きシヴァ神の奥さん
パールヴァティさんなので、中央はパールヴァティさんですかね。日本人に人気のガネーシャもありました。
ワットケークが祀る「マリアマン」とは
正式名称「ワット・スリ・マハー・マリアマン(Sri Maha Mariamman Temple)」が示す通り、この寺院で主に祀られているのは「マリアマン」というヒンドゥー教の女神です。
マリアマンは南インド・タミル地方を中心に古くから信仰されてきた女神で、病気除け、健康、豊穣、家族守護など“人々の生活に寄り添う神様”として広く親しまれています。特に疫病から人々を守る存在として知られ、昔から地域の守護神のような役割を果たしてきました。
そしてこのマリアマンは、ヒンドゥー教の最高神シヴァ神の妃「パールヴァティ」が姿を変えた存在、あるいは地域信仰の中で独自に発展した化身のひとつと考えられています。
「じゃあパールヴァティと同じじゃないの?」と混乱しそうですが、ざっくり言えば“宇宙規模の女神であるパールヴァティが、現世で人々を直接救うために身近な姿となった存在”というイメージに近いかもしれません。
そのためワット・ケークでは、恋愛成就や仕事運だけでなく、「健康祈願」「厄除け」「家族の安全」を願って参拝する人も非常に多く、タイ人だけでなくインド系住民や観光客など、さまざまな人々が日々祈りを捧げています。
寺院内に並ぶ極彩色の神像や南インド様式の装飾も、こうしたタミル系ヒンドゥー文化の特徴が色濃く表れており、バンコクにいながら南インドの空気感を感じられる珍しいスポットとなっています。
ワットケークへのアクセス
BTSで行く場合(おすすめ)
BTSシーロム線「スラサック駅(Surasak / S5)」または「チョンノンシー駅(Chong Nonsi / S3)」で下車します。
どちらの駅からも徒歩約10〜15分ほどでアクセスできます。
特にスラサック駅からは比較的わかりやすく、シーロム通り方面へ歩いていくと、色鮮やかなヒンドゥー教寺院が見えてきます。
MRTで行く場合
MRTブルーライン「サムヤーン駅(Sam Yan)」から徒歩約15分ほどでもアクセス可能です。
シーロムエリアを散策しながら向かうことができます。
タクシー・Grabで行く場合
タクシーやGrabを利用する場合は、運転手に以下のように伝えると分かりやすいです。
- ワットケーク
- วัดแขก
- Wat Khaek
- Sri Maha Mariamman Temple
タイ人には「ワットケーク」の名称が最も通じやすいです。
住所
2 Pan Rd, Silom, Bang Rak, Bangkok 10500
周辺スポット
ワットケークはシーロムエリアに位置しており、周辺にはカフェやローカル食堂、ナイトマーケットなども多くあります。
また、ヒンドゥー教関連の雑貨店や花飾りの露店も並び、独特な雰囲気を楽しめます。
近くのヒンドゥー教グッズ店でキラキラステッカーをゲット
ワットケークから徒歩2分ほどの「You And Me」というヒンドゥー教の仏具店のようなお店にて、面白いものを発見しました。
ヒンドゥー教の神様のキラキラステッカーです。 シヴァ、ラクシュミー、ガネーシャなど様々なサイズのステッカーが店頭に並んでいました。 価格はサイズに応じて10バーツから100バーツ程です。

いかにもご利益がありそうな「ラクシュミー×ガネーシャ」のステッカーを20バーツでゲットしました。イラスト部分が凹凸加工になっており、かなり良くできています。
2026年の仕事運向上を祈願して、帰国後さっそくノートPCにペタリ。
こちらのお店にも是非お立ち寄りください
