バンコク首都圏の路線バス民営化、最初の路線が運行開始
タイ】バンコク首都圏の路線バスを一部民営化する計画の第1弾として、16日、バンコク南郊のサムットプラカン県とバンコク都ラチャテウィー区を結ぶ民営路線バスが運行を開始した。
区間はチャクリナルボディン医学研究所(サムットプラカン県バンプリ郡)とショッピングセンターのメガバンナー、高架鉄道エアポートレイルリンク・フワマーク駅、戦勝記念塔、ラマティボディ病院(バンコク都ラチャテウィー区)を結ぶ61キロで、乗車カード読取機、衛星利用測位システム(GPS)、車載カメラなどを装備した席数31のバス16台を運行する。運賃は13―25バーツで、1月20日までは無料。
2月には2本目の民営化路線として、バンコクの西郊ナコンパトム県プタモントン郡ラチャモンコン工科大学ラタナコーシン校サーラヤー・キャンパスとバンコク都内の高架鉄道BTSモーチット駅を結ぶ路線(全長40キロ)の運行が始まる予定。
バンコク首都圏の路線バスはバンコク大量輸送公社(BMTA)が独占事業権を持ち、自社と委託先のバスを運行してきた。タイ軍事政権は民営化によるバスサービスの向上が必要と判断し、2016年9月、BMTAの独占事業権をはく奪。運輸省陸運局が首都圏の路線バスを管轄し、運行会社の選定など民営化を進めた。
《newsclip》