日本政府、タイのロイヤルプロジェクト財団に315万バーツ無償援助
署名式・在チェンマイ日本国総領事館にて
【タイ】日本政府はタイのロイヤルプロジェクト財団による大型微生物培養機とストレッチフィルム包装機の整備に315万バーツ(約983万円)の無償資金協力を行うことを決め、19日、在チェンマイ日本総領事館で署名式を行った。
ロイヤルプロジェクトは1969年、山岳少数民族の生活向上、森林破壊や貧困、アヘン栽培といった問題の解決を目指し、タイの故プミポン前国王の主導で活動を開始した。現在、タイ北部6県に39カ所の開発センターや研究所があり、256村、4万4647世帯の農家を支援している。従来からの焼き畑農法に代わる持続可能なバイオ肥料やバイオ農薬の研究、生産、販売を通じた循環型農業の普及、流通安定化のための農産品のラッピング化を進めているが、手作業を中心とした施設では効果をあげることが難しく、機器を導入し施設を整備することが課題となっていた。
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